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成功の秘訣

  • 2021年7月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:2025年11月3日


与えることで満たされる ― 成功と豊かさの本質

成功とは、誰かに認められることではなく、自分の道を生きること。幸せとは、何かを得ることではなく、身の回りにあることに気づくこと。この一年、私はその意味を実感する機会を多く得ました。

寄付の意味

若いころの私はこう思っていました。「お金持ちだから寄付できるんだ。自分はまだ余裕がない。募金するくらいなら、もっと稼いで直接助けに行く方がいい。世の中は奪う側か奪われる側か。どうせなら奪う側に回るべきだ。寄付なんて偽善だ。」

――そんなふうに、20代の私は必死に生きていました。しかし、ある言葉が私の心を静かに変えました。


“ロックフェラーは若いころから収入の1割を寄付していた。

彼は成功したから寄付したのではない。

寄付するような心を持っていたから成功したのだ。”


この言葉に、理屈っぽい私も久しぶりに衝撃を受けました。確かに、私はそんな心を持っていただろうか。誰かの幸せを心から喜べていただろうか。

偶然にも、その少し前から私は募金を始めていました。特別な理由があったわけではなく、気まぐれでした。それでも、心の変化は予想以上に大きなものでした。「他者に貢献したい」という想いが自然と強まり、自分の心に素直に向き合えるようになったのです。

たとえば私はよく、知人同士を紹介します。「この人とこの人を繋げたら、きっと何かが生まれる」と感じたら、すぐに動く。その二人が上手くいくのを見ると、「よっしゃ成功!」と嬉しくなるのです。そんな小さな喜びが、自分の中の“Giver(与える人)”の精神を少しずつ育ててくれました。

金額の大小ではなく、「行うこと」そのものが大切。それは心を浄化し、感謝や思いやりの感度を高めてくれる。寄付とは、他人のためではなく、自分の心を豊かにする行為なのかもしれません。


成功とは?

「成功」とは何でしょうか。お金を稼ぐこと? 贅沢をすること?私の定義は違います。

“自分の生きたい道を生きて、死の間際に後悔を残さないこと。”

これこそが、私にとっての成功です。

私はスーパーポジティブな性格ですが、常に「死」を意識しています。スティーブ・ジョブズが「死は生命最大の発明だ」と言った気持ちが少し分かる気がします。死を意識して生きることで、時間の重みがまるで違ってくるのです。


苦楽のバランス

以前、数百億円規模の事業を再生してきた凄腕の投資家と食事をした際、彼にこう聞かれました。「キューちゃんの人生で、楽しいことと辛いことの割合はどれくらい?」

私は即答しました。「95%が楽しくて、5%が辛かったです。その5%も、今の楽しさを実感するための必要な経験でした。」

すると、彼はこう言いました。「俺は80%が辛く、20%が楽しい。」意外な答えに驚きました。莫大な資産と人脈を持つ彼が、そんなふうに感じているとは思わなかった。ですが、今の私にはまだその感覚の意味を完全には理解できない。きっと、彼の見ている景色が違うのでしょう。


遠回りの中にある意味

私は自衛隊を経て、アパレル業界へ。「変わった経歴だね」とよく言われます。

けれど、私はこう答えます。「その経験がなければ、今の自分はいない。1mmも後悔はない。」自衛隊では理不尽に靴で顔を踏まれるようなこともありましたが(笑)、その経験があるからこそ、今ほとんどのことを「まぁ、あれよりはマシ」と思える。すべてが糧だったのです。


終わりに

自分にとって本当に必要なことは何か。それを見極めながら、一歩一歩の人生を丁寧に楽しむ。成功とは他人が決めるものではなく、「自分が満足している状態」のこと。

そして、その秘訣は“与えること”。その意味が少しだけわかった今、私はもうブレることはない。晴れた暑い日に、心を込めて――。

 
 
 

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